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【ネタバレあり】映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』感想。誰だって自分を受け入れてもらいたい!

こんにちは、映画好きライターの田中です。

ほぼ毎日映画を観ている私が、おすすめしたい映画の感想や見どころをご紹介。

今回取り上げるのは、2023年公開『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』。

お馴染みのミュータント・タートルズをアメコミタッチで描いた、ドタバタコメディ。

※ネタバレ含みます

概要

ニューヨークを舞台にカメの忍者4人組の活躍を描き、コミックやゲーム、アニメなどさまざまなメディアで人気を誇る「ミュータント・タートルズ」を、アメコミ風タッチのアニメーションで映画化。
コメディアンで俳優のセス・ローゲンがプロデューサーを、アカデミー長編アニメーション賞にノミネートされた『ミッチェル家とマシンの反乱』で共同監督を務めたジェフ・ロウが監督を務めた。日本語吹き替え版では、宮世琉弥、「日向坂46」の齊藤京子、佐藤二朗らが声優を担った。

あらすじ

舞台はニューヨーク。子供のころから、人間に隠れてひっそり暮らしてきたタートルズたち。

「普通のティーンエイジャー」として人間に愛され受け入れられたい。

彼らはその願いを叶えるため、新たな人間の友人エイプリルの助けを借り、謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。

そんなタートルズたちの前に現れたのは、自分たちと同じミュータントだった…。

『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』の感想

映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』の感想や見どころをご紹介します。

タートルズたちの性格分析

まずは映画の公式サイトを参考に、タートルズたちの性格を分析していきましょう。

レオナルド

タートルズの自称リーダーである、剣術使いのレオナルド。真面目で優しい性格。兄弟思いで、父親的存在のスプリンターの言うことも一番よく聞く優等生です。

しかし、完璧主義な部分もあり、自分を追い込んでしまうこともしばしば。

ロマンチストな側面もあり、エイプリル・オニールに一目惚れしてから世界が少し変わった様子。

ラファエロ

サイを使いこなす武闘派のラファエロ。バトル好きで情熱的ですが、人に心を開かない孤高な一面も。気性の荒さから喧嘩やトラブルに巻き込まれることもありますが、それは兄弟を大切に思っているが故。

兄弟に何かあったときは真っ先に立ち上がり、何があっても兄弟を守る。

真面目で慎重派のレオとは喧嘩が絶えませんが、実はリーダーとして認めているようです。

ミケランジェロ

「マイキー」の愛称で親しまれるヌンチャク使いのミケランジェロは、兄弟のお笑い担当で、いつもジョークで皆を楽しませています。

平和主義でポジティブ。「きっと人間もタートルズたちを受け入れてくれる」と信じています。

頭の回転が速く、戦闘時の立ち回りも上手です。しかし戦いよりはパーティーが好き。楽しむために必要であれば戦っているというタイプです。

ドナテロ

棒を華麗に操るドナテロは、兄弟のなかで1番の頭脳派。素早く敵の弱点を分析し、常に先を読んで解決策を導き出します。モットーは「防御が最大の攻撃」。

戦略を立てるのが得意で、機械の操作もお手のもの。

何かにハマるととことん夢中になるタイプで、今はビデオゲームやアニメ、K-POPに熱中しています。

ティーンエイジなタートルズ

本作のタートルズは、ティーンエイジな側面が存分に描かれています。

タートルズたちは人間の若者たちと同様に「進撃の巨人」や「エンドゲーム」見ていたり、K-POPグループ「BTS」を聴いていたりします。

つまり、彼らは年頃の少年なわけです。

そんなタートルズたちですから、人間界のティーンたちに憧れを抱きます。そして、自分たちも同じように学校に通い、友達や恋人を作って青春を謳歌したいと思うようになります。

しかし、育ての親であるスプリンターは、タートルズたちが人間の世界に踏み込むことをよく思っていない。それは、まだタートルズたちが幼い頃、人間界で危険な目にあったから。

子供たちを危ない目に合わせたり、傷ついてほしくないという優しさから人間界へ出ることを反対するスプリンターでしたが、タートルズたちは彼の意見を素直に聞き入れることができません。

人間に受け入れてもらいたいタートルズ

思春期のタートルズたちは、人間界に興味津々。そしてできれば、人間に受け入れてもらいたいと思っています。

しかし多くの人間は、異様な姿のタートルズたちを見て驚き、恐怖を抱き去っていきます。

諦めかけていたタートルズたちでしたが、人間の少女、エイプリル・オニールとの出会いが運命を変えます。

スクープをゲットし学校の人気者になりたいエイプリルは、タートルズたちを恐れるどころか興味を抱き、取材オファーを出します。

タートルズたちは、生まれて初めて人間に受け入れてもらえたことを心底喜びます。そしてエイプリルに協力してもらい、巷を騒がせているスーパーフライ率いる謎の犯罪組織討伐に向け動き出します。

スーパーフライを倒せば、人間たちに感謝してもらい、受け入れてもらえると思ったのです。

悲しき悪役スーパーフライ

犯罪組織を倒すために動いていたタートルズたちの前に、とうとう顔を出したスーパーフライ一行。

しかし驚き。彼らはタートルズと同じ、ミュータントだったのです。

思わぬところで仲間と出会い、喜ぶタートルズたち。しかし、スーパーフライは人間を撲滅し、ミュータントだけの世界を作ろうと企てていました。

それを知ったタートルズは、スーパーフライを受け入れることができず、ミュータントたちは対立します。そこからパニックに継ぐパニックな展開が続いていくわけですが…。

とにかくタートルズたちは、ただ人間に受け入れてもらいたかっただけで、恨んではいなかったということです。

誰だって自分を受け入れてもらいたくて必死なんだ

タートルズとスーパーフライの価値観は真逆のようにも見えますが、実は同じだったのではないかと思います。

なぜならスーパーフライも、きっと最初は人間に受け入れて欲しかったはずで、だから人間界に足を踏み入れたのではないでしょうか。

しかし自分の期待に反し、ミュータントは人間たちにひどい仕打ちを受けてしまった。

人間に受け入れられたい想いが強すぎたスーパーフライは、そのエネルギーがすべて人間を憎む方向に向いてしまい、最終的には人間撲滅計画へと発展してしまった、と考えると自然です。そしてそれは、スーパーフライの生みの親である科学者の思考回路と酷似していました。

これは「ミュータントに限った話」ではなく、人間世界でも起こり得る話だということがよく分かります。誰だって自分を受け入れてもらいたいし、いつか誰かが受け入れてくれると信じている。

その希望の灯火が消えてしまったとき、人は自暴自棄になってしまうこともある。しかし諦めなければ、タートルズたちのように受け入れてもらえる未来が守っているかもしれない。

そんな理由で、本作はすべての人間にポジティブなパワーを与える作品だと思っています。

『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』が楽しめる人

映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』が楽しめる人の主な特徴は、下記のとおりです。

  • アニメーションが好き
  • スパイダー・バースのようなアメコミ風アニメが好き
  • アクション映画が好き
  • ポップコーン片手に見れるポップな映画が好き
  • ジョーク溢れる作品が好き
  • 笑える作品が観たい
  • ポジティブになれる映画が観たい
  • 音楽がかっこいい映画が好き

『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』が好きな人におすすめの映画

ここでは、映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』が好きな人におすすめしたい映画をご紹介します。ぜひ併せてご覧ください!

スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

マルチバースを自由に移動できる世界。マイルス・モラレスは、久々に自分の世界に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。

そこには、スパイダーマン2099(ミゲル・オハラ)や、ピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースのスパイダーマンたちが集結していた。

「大切な人と世界を同時に救うことができない」というスパイダーマンの運命を突きつけられたマイルスだったが、それでも両方守り抜くことを誓う。しかし、運命を変えようとするマイルスの前に無数のスパイダーマンたちが立ちはだかり、スパイダーマン同士の戦いが始まる…。

ピーター・パーカーの遺志を継ぐ少年、マイルス・モラレスを主人公に新たなスパイダーマンの誕生を描いた、長編アニメーション『スパイダーマン スパイダーバース』(2018)の続編。

時空のゆがみにより別次元で活躍するスパイダーマンたちが集結した。スパイダーマンたちの宿命を知ったマイルスが、運命を変えるため立ち上がる。

ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソンが監督を務めた。

オリジナル英語版は、シャメイク・ムーアが主人公マイルス、ヘイリー・スタインフェルドがグウェンの声を担当。さらに、『ハッカビーズ』のジェイソン・シュワルツマン、『スター・ウォーズ』シリーズのオスカー・アイザックらが集結。

『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』でも魅力が炸裂していたザカザカしたアメコミ風タッチの、元祖ともいえる作品の2作目です。

ミュータント・タートルズ

ニューヨークは、犯罪と暴力で壊滅的な危機に陥っていた。平和と正義を取り戻すため、市民はヒーローの出現を待ち望んでいた。そんな夜、悪の手から人々を守る正体不明のヒーローたちが現れた。チャンネル6のTVレポーター、エイプリルはある夜、闇のヒーローのスクープ写真をカメラに収めることに成功する。ヒーローの正体はなんと、4人の亀のミュータント(=タートルズ)だった…!

甲羅より固い絆で結ばれたタートルズ。果たして彼らは、ニューヨーク最大の危機を救えるのか…。

2014年に製作された「ミュータント・タートルズ」の実写映画作品。

忍者の扮装をしたカメのヒーロー、タートルズの活躍を描き、漫画やアニメ、映画化で人気を博した「ミュータント・タートルズ」を、マイケル・ベイ製作で実写映画化。迫力満点のアクションシーンが話題を呼んだ。

メガホンを取るのは、『世界戦略:ロサンゼルス決戦』『タイタンの逆襲』などで知られるジョナサン・リーベスマン。ヒロインのエイプリル役は『トランスフォーマー』シリーズのミーガン・フォックス。

キッド・カディ: Entergalactic

夢に見たマンハッタンのアパートに引っ越してジャバリは、お隣の住人に一目惚れをする。ジャバリは都会での成功を追いつつ、真実の愛を手に入れようと、真摯に人生と向き合っていく…。

「キッド・カディ」ことスコット・メスカディと、ケニヤ・バリスがタッグを組んで贈るオリジナルアニメ。

メスカディが声を務める、若きアーティストのジャバリが、愛と成功を求め奮闘する姿を描きます。

メスカディとウィリアムズのほか、タイ・ダラー・サイン、ティモテ・シャラメ、ローラ・ハリアー、ヴァネッサ・ハジェンズ、クリストファー・アボット、070シェイク、ジェイデン・スミス、キース・デヴィッド、テヤナ・テイラー、アルトゥーロ・カストロ、マコーレー・カルキンら豪華キャストが出演。

アートや音楽、ファッションすべてセンスが良く、映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』にハマった人はきっと楽しめる作品です。

まとめ

以上、映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』の感想や見どころをご紹介しました。

最後に。

ミケランジェロの「心」、ドナテロの「頭脳」、ラファエロの「勇気」、レオナルドの「誇り」、全員そろえば不可能は無い!「カワバンガ!」