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『きみに読む物語』から見る本当の愛の形とは。見どころや感想を紹介【ネタバレあり】

こんにちは、映画好きライターの田中です!

毎日映画を観ている私が、おすすめしたい映画の見どころや感想を紹介します。

本日私が紹介するのは、2005年公開の『きみに読む物語』。

純愛映画として名高い本作の特筆すべき点はどのような部分なのでしょうか。ぜひ最後までお読みいただけたらと思います。

※ネタバレ含みます

概要

『メッセージ・イン・ア・ボトル』など数々の著作で知られるニコラス・スパークスのベストセラーを『シーズ・ソー・ラヴリー』のニック・カサベテス監督が実母であるジーナ・ローランズ出演で映画化。全米でロングラン・ヒットを記録する。療養施設で暮らす、記憶を失った初老の女性の前に、ひとりの男性が訪れる。男は、ある物語を読んで聞かせる。それは1940年代アメリカ南部の町で、良家の子女と貧しい青年の間に生まれたある純愛の物語だった。

第9回ゴールデン・サテライト賞助演女優賞(ジーナ・ローランズ)。全米週末興行成績初登場第4位(2004年6月25日〜27日)。

あらすじ

療養生活を送る、記憶を失った老婦人(ジーナ・ローランズ)のもとに、ひとりの老人(ジェームズ・ガーナー)が現れる。彼は老婦人のもとに足繁く通い、ある物語を読み聞かせる。 それは、1940年アメリカの夏、南部の小さな町で始まる純愛の物語である。休暇を過ごすため都会からやって来た17歳の良家の子女・アリー(レイチェル・マクアダムス)。彼女は、地元の製材所で働く貧しい青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、やがて恋に落ちる。 しかし、娘の将来を案じる両親に交際を阻まれ、アリーは都会へ引き連れ戻されてしまう。 ノアは365日毎日アリーへ手紙を書くが、一通の返信もないまま、やがて第2次世界大戦が始まる…。

感想・見どころ

映画『きみに読む物語』を観た感想や、ぜひ紹介したい見どころなどについて述べていきます。

人を愛するとはどういうことか

本作でのノアとアリーの関係を通して浮かび上がってくるのは、「愛」とは何かということ。

田舎の製材所で働く貧しい青年ノアと、都会育ちの裕福な子女のアリー。はじめはノアの猛アタックから始まりましたが、次第に二人は愛し合うようになります。正反対の性格の二人は、常にストレートに気持ちを伝え合い、時にはぶつかることも。アリーの両親に交際を反対され別れた後も、人生の節目節目で二人は出会うことになります。

2度目の再会ではアリーに婚約者がいました。常に二人の間には、一筋縄では結ばれない壁が立ちはだかります。それでもノアはアリーのことを諦めませんでした。

ノアは「関係を維持するには努力が必要だ。だけど母ったは努力したい。君といたいから」と言います。

このようなノアの言葉から、本当に人を愛するとはどういうことか、考えさせられます。恋人同士の関係というのは、いくら愛し合っていても決してうまくいくことばかりではなく、むしろ衝突することの方が多いもの。そういうった問題が起きたとしても、関係を持続するために努力できるか。そしてどれだけ見返りを求めず相手のために行動できるか。

ノアのアリーへの行動を見ていると、本当に人を愛するとはこういうことなのかもしれないと思わされます。そして多くの人は、こんなに好きになれる人の出会いたいと、もしくは現在愛している人をこんな風に大切にしたいと思うのかもしれません。

愛の力

療養施設のパートでは、認知症を患い記憶を失ってしまったアリーに、ノアが自分たちの物語を読み聞かせします。それは、どうにかしてアリーに自分のことを思い出してほしい一心の行動でした。

物語を興味深く聞くアリーでしたが、なかなか記憶は戻りません。しかし、「今日は何かが違う」と思ったノアは、根気強く物語を語り続けます。

若き日のノアとアリーの物語がクライマックスを迎えた頃、アリーはついに記憶を取り戻し、涙を流しながら「それ、私たちの物語ね」と呟きます。束の間の間、愛し合った頃の時間を取り戻すノアとアリー。愛の力のようなものを感じずにはいられない名シーンです。

しかし、そんな至福のひとときは長続きしません。アリーは再び記憶を失ってしまい、取り乱してしまいます。そんな様子のアリーを見て、涙を流すノア。二人の愛が尊く美しい故に、悲しすぎる展開です。

しかしこの後、再び奇跡が起こるのです。ほとぼりが覚めた頃、ノアが再度アリーの部屋を訪れると、アリーは記憶を取り戻していました。二人はベッドに寄り添い、ゆったりと流れる時間を噛み締めます。アリーはノアに「私たち、一緒に死ねるかしら」と訊ねます。それに対しノアは「私たちの愛に不可能は無い」と言い切ります。そして二人は手を繋ぎ眠りに落ちます。翌朝、二人一緒に亡くなっていたのです。

永遠に美しい愛はあるのか?

若き日のノアとアリーの出会いは、非常にドラマチックで美しいものとして描写されます。それはまさに愛の美しさそのもののような輝きを放っています。しかし、そんな美しい愛は永遠ではありません。現実と同じように、映画『きみに読む物語』の世界でもその理は同様なのです。

二人は正反対の性格から、喧嘩が絶えませんでした。時にはひどい言葉で相手を罵ることもありました。正反対なのは性格だけではありません。身分の違う二人は、周囲から交際を反対され続けていました。最初の別れの後、アリーの前には身分の高い魅力的な婚約者が現れ、いとも簡単に恋に落ちます。アリーと別れたショックから自暴自棄になったノアは、戦争未亡人の女性と身体の関係になります。

このように、純愛映画『きみに読む物語』のまごうことなき主人公であるノアとアリーのロマンスは、確実に一度崩壊を迎えているのです。「永遠にその人だけを愛する」という純愛物語のセオリーのような図式はもはや成り立たず、二度目に二人の心が通った場面も、その時すでにアリーには婚約者がいましたから、側から見れば「浮気」となります。婚約破棄をしてノアを選んだアリーは、確実に婚約者であったロンを傷つけてもいます。そのため、ノアとアリーの愛は、犠牲を伴うものとなってしまった、という見方もできるでしょう。

しかし、「永遠の愛」が絶たれてしまってもなお一緒にいるために努力を惜しまない泥臭さというのが、何よりも本作の魅力であるように感じます。ただ美しいだけの物語ではなく、愛の醜い面もリアルに描写しているからこそ、二人の強い絆や奇跡のような愛の力に説得力がもたらされているのではないでしょうか。

『きみに読む物語』の魅力は、若い二人の美しい愛を描いている点ではなく、本当の愛の醜さやリアリティを描いている点にあると思います。

ノアとアリーから見る「ツインレイ」について

どれだけ周囲に反対され引き離されようが、磁石のようにくっついてしまうノアとアリー。二人の関係は、「ツインレイ」と呼ばれるものであると憶測することもできるのでは無いでしょうか。

ツインレイの捉え方は諸説ありますが、一般的には「この世に存在する、たった一人の運命の相手」を指す場合が多いです。ツインレイは、前世で1つだった魂が2つに分かれたものとされており、いわば魂の片割れ。ツインレイ同士が出会った場合、また前世のように一つになろうとして強烈に惹かれ合い、愛し合う運命となるとされています。

ツインレイには、以下のような特徴があるとされています。

燃え上がるように恋をする

ツインレイは、初めて会ったきから、まるで恋人同士だったかのように求め合うことが多いと言われています。ノアとアリーの場合は、はじめ、ノアがアリーを狂ったように求めていました。その後、方時も離れ無いくらい二人は強烈に愛し合うようになります。

障害があることが多い

ツインレイの関係は、年齢が離れていたり、身分の差があったりと障害があることが多いようです。ノアとアリーも、身分違いの恋に苦しんでいました。

偶然出会う

ツインレイは、お互いに外出先で偶然に顔を合わせることがあるとされています。ノアとアリーも、ノアが仕事でアトランタへ出向いたとき、偶然アリーを見かけました。アリーも、結婚式直前に新聞で偶然ノアを見つけ、驚きのあまり失神してしまいました。

このように、ノアとアリーの関係は、ツインレイ的に惹かれあっているように見ることもできるでしょう。

『きみに読む物語』が楽しめる人の特徴

映画『きみに読む物語』が楽しめる人の主な特徴は、下記のとおりです。

  • ラブストーリーが好き
  • 本当の愛が知りたい
  • 愛する人がいる
  • 音楽とマッチした映画が好き
  • 運命的な恋の物語が好き
  • 王道のストーリー展開が好き

『きみに読む物語』が好きな人におすすめの映画

ここでは、映画『きみに読む物語』が好きな人におすすめしたい恋愛映画をご紹介します。ぜひ併せてご覧ください。

今回は、障害のある恋ほど燃え上がってしまうもの。「身分違いの恋」を扱った恋愛映画を取り上げてみました!

ある愛の詩

環境のまったく異なる世界で育った二人の男女の愛の行方を描いた、純愛映画の金字塔。エリック・シーガルの同名小説を映画化。『ペーパー・ムーン』のライアン・オニールと、『ゲッタウェイ』のアリ・マッグローが共演。ハーバード大学に通う、名家の御曹司オリバーは。彼は大学の図書館で出会った、イタリア系移民の娘ジェニーと出会い恋に落ちる。身分の違う恋を案じるジェニーは、彼のもとを去ろうとする。しかしオリバーは彼女を引き止め、結婚を申し込む。オリバーは父の猛反対を押し切り、勘当同然でジェニーと結婚する。2人は貧しくも幸せな毎日を送り始めるが……。フランシス・レイにの印象的なテーマ曲も注目を集め、971年第43回アカデミー賞作曲賞を受賞。

おすすめポイント

純愛映画の金字塔とも呼ばれる本作。名家の御曹司オリバーとイタリア系移民の娘ジェニーが恋に落ちるストーリーで、オリバーの家族が二人の交際を猛反対する流れなども『きみに読む物語』と通づる点があります。

個人的には邦題である『ある愛の詩』という名前が素晴らしいと思っています。英題の 『Love Story』もなかなかシンプルで好きなのですが、「ある愛の詩」という、どこか遠い国の名も知らぬ二人の、誰にも知られなかった物語と言わんばかりの…二人にとってはかけがえのない、だけどどこにでもある愛の物語といったニュアンスがとても刺さりました。

世界一キライなあなたに

舞台は、イギリスのある田舎町。ルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は、お洒落が大好きな普通の26歳。ある日働いていたカフェが閉店することになり、職を探すことになるルー。彼女が新たに得た職は、バイク事故で車椅子生活を送り、生きる希望を見失ってしまった元青年実業家ウィル・トレイナー(サム・クラクリン)の介護兼話し相手だった。期間6ヶ月間という決まりだ。当初はルーに冷たく当たっていたウィルだったが、ルーの明るさがウィルの頑な心を溶かしていき、次第に2人は仲は深まっていく。しかし。ある日ルーは知ってしまう。ウィルは「生きる時間」を決めており、それがあとわずかだということを……。

おすすめポイント

こちらは、元青年実業家で裕福な家庭で育ったウィルと、おしゃれ好きの普通の女の子ルーの恋の物語。身分違いであるだけでなく、大きな障害がある恋。ウィルはバイク事故で車椅子生活を送っており、人生を終わらせようとしていたのでした。

この作品の見どころは、生きる希望を失ったウィルが、ルーに出会いどう変わったか。そして、それでもどうしても受け入れられない自分自身の現実と、どう折り合いをつけるとかいうところ。ドラマチックでキラキラした恋愛ストーリーではなく、むしろ反対で、非常に生々しい描写が多い本作。それでも人を愛することは素晴らしいと思わせてくれる間違いない名作なので、ぜひチェックしてみてください。

タイタニック

1912年イギリス、サウザンプトン港から豪華客船タイタニック号が処女航海に出発した。新天地のアメリカに夢を抱く画家志望の青年、ジャックは、上流階級の娘ローズと運命的な出会いをする。そして二人は互いに惹かれ合っていく。ローズの婚約者である資産家キャル、保守的なローズの母親など、数々の障害が二人の前に横たわるが、若い二人はそれを超え強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばであった4月14日、タイタニック号は氷山に接触。船は刻一刻と、その巨体を冷たい海の中へと沈み始めていき……。

おすすめポイント

説明不要の名作『タイタニック』。悲惨なタイタニック号の顛末とジャックとローズの関係に目が行きがちですが、画家志望のジャックと上流階級の娘であるローズは間違いなく身分違いの恋といえるでしょう。資産家の婚約者がいたり、保守的なローズの母の厳しい目など、身分違いの恋の決まり事がこれでもかというくらい詰まっています。

本作の主人公も、ノアとアリーのように燃え上がるように恋をしますが、結末は悲しいものに。ジャックとローズの顛末があまりにも切なすぎて、三日は立ち直れなかった思い出があります。

まとめ

以上、映画『きみに読む物語』の見どころや感想をお伝えしました。

この作品は、私にとっても非常に思い入れの深い大切な映画です。思い入れのある分、魅力や感じたことを文字にするのに慎重になってしま、他の作品より執筆に時間がかかってしまいました。

人を愛するということがどういうことなのか分からなくなってしまったり、自信がなくなってしまった人にぜひ観ていただきたい作品です。どんな時代でも、やはり誰かを愛することができるというのは幸せなことであり、愛の力を信じることをやめて欲しくないなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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