こんにちは、映画好きライターの田中です。
ほぼ毎日映画を観ている私が、おすすめしたい映画をご紹介。
今回取り上げるのは、キアヌ・リーブスの代表作とも名高いシリーズの第一作『ジョン・ウィック』です。
現在(2023年10月)、第四作目の『ジョン・ウィック コンセクエンス』が公開中。
ジョンの友人役で真田広之が出演していることでも話題になっています。
今回を一作目の『ジョン・ウィック』を取り上げ、大人気シリーズの魅力を改めて考察してみましょう。
※ネタバレ含みます
目次
概要
「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスが主演を務め、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたスピーディなアクション映画。
「マトリックス」ほか、数々の映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけたチャド・スタエルスキが初監督。
銃とカンフーを融合させた新銃術「ガン・フー」を中心とした、独自のアクション世界が話題を呼んだ。
映画『ジョン・ウィック』の配信状況
2023年10月17日現在、以下の動画配信サービスで視聴できます。
サービス名 | 視聴状況 | 初回お試し |
---|---|---|
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あらすじ
裏社会に語り継がれる伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。
彼は一人の女性と出会い愛を知り、裏の世界から足を洗い平穏な日々を送っていた。
しかしある日、突然ロシアのマフィアが彼の幸せをすべて奪っていく。怒りに震える彼は、1人で復讐することを決意する…。
映画『ジョン・ウィック』の感想
映画『ジョン・ウィック』の感想や見どころをご紹介します。
その前にまず、分かりやすいように各キャラクターを簡単に解説しておきます。
- ジョン・ウィック…主人公。伝説の殺し屋
- ヴィゴ…ロシアンマフィアのボス。ジョンを恐れている
- ヨセフ…ヴィゴの息子。ジョンを怒らせた張本人
- マーカス…ジョンの親友のベテランスナイパー
- ウィンストン…暗殺者の集い場「コンチネンタル・ホテル」のオーナー
- パーキンス…ジョンの馴染みの暗殺者
爽快に殺しまくる激怒のジョン・ウィック
本作は、ジョン・ウィックが颯爽と立ちはだかる敵を殺していくスピーディなアクション活劇が魅力です。
事の発端は、ジョンがロシアのマフィア、ヴィゴの息子、ヨセフに大切な飼い犬を殺され、愛車を奪われたことから始まります。
これにジョンは激怒。なんとしてでもヨセフを殺さなければ、と躍起になります。
マフィア視点でも観るのもまた一興
前述のとおり、本作は復讐のため巨大なロシアマフィアを壊滅させるために奮闘するアクション活劇。
しかしこれを、「絶対に怒らせてはいけない男」であるジョン・ウィックを怒らせてしまったロシアンマフィアの視点で見ると、どうでしょう。
どれだけ手を尽くしても必ず追ってくる不死身の大男ジョンが、とてもホラーに感じるのではないでしょうか。
ヴィゴの、ヨセフの失態を知ったときの絶望的な表情からも、ジョンの怖さが伺い知れます。
ジョンは圧勝しない
そして、ジョンの特徴として、圧勝はしません。かつては圧勝だったのかもしれませんが、裏社会から足を洗っており、ブランクがある今のジョンは、相手の攻撃で負傷することも多々あります。
その、痛手を負いながらも、何度も立ち上がり殺しに来る様が、ジョンの恐ろしさや強固な強さを表しているように感じました。
ジョン・ウィックの特徴
そんな物語の大主役、ジョン・ウィックの主な特徴を見ていきましょう。
- 口数が極端に少ない
- 出てくる敵はほぼ知り合い
- 女性や飼い犬、友人を大切にする優しい性格
- 空気が読めないところが多々ある
- ガン・フーが得意
- 現在はブランクがあり、圧勝はしない
ちなみに「ガン・フー」とは、銃(ガン)とカンフーを合わせた殺人術です。
殺し屋世界の独特な掟
『ジョン・ウィック』世界の裏社会は、さまざまな独特の掟があり、それも本作を楽しめる大きなポイントとなっています。
コインが貨幣として流通
まず、劇中では「コイン」が一つの貨幣として使われています。ジョンが自宅で追っ手を皆殺しした際は、仕事を終えた死体処理班にコインを数枚渡していました。
さらにホテルの宿泊代や、武器代にも同じようにコインが利用されています。
ちなみに1枚のコインには、数万単位の価値があるともいわれています。
ホテル内で殺人はご法度
裏社会の人間が集まる「コンチネンタル・ホテル」にも重大な掟があります。それは、ホテル内では殺人はご法度、ということ。
作中ではジョンの馴染みの殺し屋、パーキンズが客室で殺しを行ってしまったので、ホテル側に抹殺されてしまいましたね。
ちなみにコンチネンタル・ホテルのオーナーでウィンストンは、ジョンと古くからの知り合いのようです。
『ジョン・ウィック』の前日譚を描いたドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』では、若きウィンストンがホテルの経営者として成り上がっていく過程を見ることができます。
謎深き暗殺者の聖域「コンチネンタルホテル」
前項でも触れた、『ジョン・ウィック』の世界を象徴する暗殺者のためのホテル「コンチネンタルホテル」ですが、非常に謎深い場所で、本作(一作目)の段階では全貌がほとんど明らかになっていません。
分かっているのは、殺し屋の精鋭たちが休憩場として集まっているということ。そして殺し屋への手厚いサポートがあり、地下には殺し屋が集うバーやクラブ、プールなどの設備がある。
そして受付の男性がとても上品。
そのくらいのことしか分からないんですね。
ジョンは、飼い犬と愛車を奪ったヨセフを探す際、ホテルのオーナーウィンストンを訪ね居場所を聞いていました。そのことからも、ウィンストンは裏社会に精通しており、太いパイプを持っていることが伺えますね。
マーカスとジョン・ウィックの熱い友情
本作では、ジョン・ウィックの古くからの親友であるマーカスがかなりいい味出してます。もはやキーパーソンです。
なぜなら、ジョンはおそらく、マーカスがいなければ殺されていたからです。
まず、暴走するジョンを止めるためにヴィゴは、数々の殺しのプロに200万ドルでジョン暗殺を依頼します。
その中には、ベテランスナイパーのマーカスも含まれていました。マーカスは、さすがにジョンのピンチを感じ、陰ながら彼をサポートします。
マーカスのおかげで危機を脱したジョンでしたが、そのことでマーカスはヴィゴの反感を買い、執拗な拷問の末、殺されてしまいます。
殺し屋の世界では、仲の良い友人がいなくなってしまうのは日常茶飯事なのでしょうか。
それでも、マーカスの死を知りすぐに現場に駆けつけ、看取ったジョンの表情は、とても寂しげに見えました。
映画『ジョン・ウィック』が楽しめる人
映画『ジョン・ウィック』が楽しめる人の主な特徴は、下記のとおりです。
- かっこいいアクションシーンが観たい
- スピーディーな展開が好き
- スカッとしたい
- 何も考えずに映画を楽しみたい
- シンプルで分かりやすいストーリーが好き
- 主人公が大活躍する映画が好き
- キアヌ・リーブスが好き
※ほとんどの方にとっては周知の事実かと思われますが、本作では序盤に動物が殺される描写があります。苦手な方はご注意ください
映画『ジョン・ウィック』が好きな人におすすめの映画
ここでは、映画『ジョン・ウィック』が好きな人におすすめしたい映画をご紹介します。ぜひ、併せてご覧ください!
ジョン・ウィック:チャプター2
ジョン・ウィックの壮絶な復讐劇から5日後。彼のもとにイタリアンマフィア、サンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。
しかし平穏な隠居生活を望むジョンは、彼の依頼を断ってしまう。そのことでサンティーノの怒りを買い、ジョンの大切な自宅を破壊されてしまう。
愛犬と共に一命をとりとめたジョンは、サンティーノへの復讐を決意する。危険を感じたサンティーノは7億円の懸賞金を懸け、ジョンは全世界の殺し屋から命を狙われることになる…。
おすすめポイント
一作目『ジョン・ウィック』から5日後の出来事を描いた続編です。なんとジョンは、あんなに壮大な復讐劇から経ったの5日で、今後は全世界の殺し屋に狙われてしまうことになるのです。
不運というか、そういう星のもとに生まれたというのか…。
一作目が楽しめた方はぜひ、続けて観てみてはいかがでしょうか。
Mr.ノーバディ
冴えない中年、ハッチ・マンセルは、仕事で過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われていた。
人生の苦難を受け止めながら生きる、「何者でもないただの男(NOBODY)」だったハッチ。ある夜、ハッチの自宅に2人の強盗が押し入る。ハッチは暴力を恐れ、反撃することが出来なかった。情けない姿を見せてしまったことで家族からさらに失望され、職場の義弟にもいちゃもんをつけられる始末。
胸のなかで、怒りがふつふつと湧き上がっていくハッチ。ふと路線バスで出会ってしまったチンピラの安直な挑発がトリガーとなり、遂にハッチは派手にブチギレる…!
おすすめポイント
ジョン・ウィックばりのブチギレ映画です。一見冴えないおじさんがめちゃくちゃ強かったという展開が非常にスカッとします。アクション映画が好きであれば、絶対に楽しめるであろう一作です。
イコライザー
昼間はホームセンターで真面目に働くマッコール。実は元CIAの凄腕諜報員だったが、現在は別の人間として平穏に暮らしていた。
ある夜、馴染みのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲っているロシアンマフィアの非道を知る。テリーとの出会いによりマッコールのなかに眠っていた正義感が目を覚まし、「仕事」を遂行することに。
彼にとっての「仕事」とは、警察が介入できない不正を、身の周りにあるものすべてを武器に変え、どんな問題も瞬時に解決すること。 彼は、19秒で世の中の不正を完全抹消する男“イコライザー”だった…!
おすすめポイント
ジョン・ウィックを話をすると、必ず話題に上がる『イコライザー』。無表情で淡々と殺していく様が圧巻。ファイナルも公開され、ますます盛り上がっていますよね。
今夜スカッとしたいなら、絶対イコライザー。
まとめ
以上、映画『ジョン・ウィック』の感想や見どころをご紹介しました。
個人的に本作の魅力は、ジョン・ウィックが爽快に人を殺していく気持ちよさ。そして、裏社会の掟のロマン。
一つのエンターテイメントとして完成された名作だと思います。キアヌ・リーブス最高!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!